思索と探求の森

思索と探求の森
脳とAIは人間をどこまで拡張するのか━━池谷裕二・紺野大地『脳と人工知能をつないだら人間の能力はどこまで拡張できるのか』を読んで

池谷裕二氏と紺野大地氏による本書では、脳研究と人工知能を組み合わせることで、これまで想像の域にとどまっていたような成果が、すでに現実のものとなりつつあることが紹介されています。さらに、こうした研究の延長線上に、将来どのよ […]

続きを読む
思索と探求の森
体験学習から、自分の「得意」を見つける━━日本学園の「創発学」に注目して

(出典:明治大学付属世田谷中学校・高等学校のHP) 令和7年11月29日の朝日新聞に、日本学園中学校・高等学校の谷口哲郎校長による、体験学習に対する思いが掲載されていました。学校現場での実践に根ざした率直な言葉が印象に残 […]

続きを読む
思索と探求の森
「マシュマロ実験」をどう読み直すか━━ “自制心=成功” というシンプルな物語を越えて

「マシュマロ実験」については、多くの研究者や一般書が紹介しており、私自身は強く信じていたわけではありませんが、“子どもの頃の自制心が大人になってからの成功に影響する” という一般的な説明を自然なものとして受けとめていまし […]

続きを読む
思索と探求の森
お金の “相対性”に惑わされる私たち━━『アリエリー教授の「行動経済学」入門 お金篇』を読む

近年、高等学校の学習指導要領が改訂され、金融教育の充実が図られています。もっとも、金融庁が中心となっていることもあり、どうしても「資産形成」や「投資教育」といった側面が強調されがちです。 しかし、そもそも私たちは「お金」 […]

続きを読む
思索と探求の森
幻覚を体験して━━脳がつくる「現実」の不思議

この9月、手術のために入院した際、私は思いがけず「幻覚」を体験しました。あまりにもリアルで、生々しく、そして不思議な体験でした。 多くの研究者が指摘するように、私たちは外界を「そのまま」見ているわけではありません。脳は、 […]

続きを読む
思索と探求の森
ベッドの中で考えた、前に進む力の意味

2025年9月16日、都内のあるクリニックで手術を受け、そのまま20日まで入院していました。手術後の痛みはもちろん大変でしたが、それ以上に堪えたのは、何もすることがなく、ただベッドで横になっている時間でした。 普段の生活 […]

続きを読む
思索と探求の森
『バカの壁』(養老孟司著)をどう読むか━━期待と違和感から見えたもの

ベストセラーとなった養老孟司氏の『バカの壁』(新潮新書)を読んでみました。最初は大きな期待を持ってページを開きましたが、読み進めるうちに次第に拒否反応を覚えてしまった、というのが正直な感想です。 冒頭ではある程度納得でき […]

続きを読む
思索と探求の森
『単純な脳、複雑な「私」』━━池谷裕二教授が語る、脳が生む “私” という幻想

今回は、東京大学薬学部教授・池谷裕二氏による著書『単純な脳、複雑な「私」』(講談社ブルーバックス)を読み、特に印象に残ったテーマについて紹介します。本書では、脳科学の知見に基づき、「私」とは何か、「心」はどこから生まれる […]

続きを読む
思索と探求の森
『「学力」の経済学』を読み解く━━中室牧子教授の問いとその限界

慶應義塾大学総合政策学部教授・中室牧子氏による著書『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)について、以下のとおり紹介します。 本書は、教育分野に経済学的なアプローチ━━特に統計データや実証研究━━を導入す […]

続きを読む
思索と探求の森
『夢を叶えるために脳はある』━━池谷裕二教授が語る、記憶・視覚・学習のしくみ

東京大学薬学部教授・池谷裕二氏の著書『夢を叶えるために脳はある』(講談社)について、特に興味深く感じた点を中心にまとめておきたいと思います。 池谷教授の著作はいつも非常にわかりやすく、内容も精緻で正確だと感じており、私自 […]

続きを読む