思索と探求の森

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『夢を叶えるために脳はある』━━池谷裕二教授が語る、記憶・視覚・学習のしくみ

東京大学薬学部教授・池谷裕二氏の著書『夢を叶えるために脳はある』(講談社)について、特に興味深く感じた点を中心にまとめておきたいと思います。 池谷教授の著作はいつも非常にわかりやすく、内容も精緻で正確だと感じており、私自 […]

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『運は遺伝する』━━作家・橘玲と行動遺伝学者・安藤寿康の対話から考える

橘玲氏(作家)と安藤寿康氏(慶應義塾大学名誉教授)による対談形式の書籍『運は遺伝する』(NHK出版新書)を読みました。全体としては、安藤氏が慎重に言葉を選びながら、自身の見解を丁寧に述べている印象を受けました。 しかしな […]

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『「幸せ」について知っておきたい5つのこと』━━エリザベス・ダン博士と学ぶ幸福のレシピ

NHK「幸福学」白熱教室制作班が編集し、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学のエリザベス・ダン准教授(現・教授)と、アメリカ・ポートランド州立大学のロバート・ビスワス=ディーナー講師による『「幸せ」について知っておきた […]

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『お金と感情と意思決定の白熱教室』━━ダン・アリエリー教授が語る、あなたの行動が「非合理」になる理由

本書は、デューク大学教授ダン・アリエリーがサンフランシスコで若手起業家を対象に行った全6回の集中講義を、NHK・Eテレの番組として放送した内容を書籍化したものです。行動経済学の基本的な考え方を、興味深い実験や体験談を通し […]

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『選択の科学』━━シーナ・アイエンガー教授が問いかける、「自由」と「決断」のジレンマ

今回は、コロンビア大学ビジネススクール教授、シーナ・アイエンガーによる著書『選択の科学』(文藝春秋)をご紹介します。この本は、「選択肢が多ければ多いほど良いのか?」「自分で選択する自由は、本当に幸せをもたらすのか?」とい […]

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『神は妄想である』を読み解く━━リチャード・ドーキンスが問う、宗教の起源とその限界

今回は、『利己的な遺伝子』で知られるリチャード・ドーキンスによる話題作『神は妄想である』(早川書房)をご紹介します。これまでこのブログでは、宇宙や意識といったテーマを扱う書籍をいくつか取り上げてきましたが、本書の内容はそ […]

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『脳は世界をどう見ているのか』━━ジェフ・ホーキンスが語る、脳の予測力と “1000の脳” 理論

ジェフ・ホーキンスの著書『脳は世界をどう見ているのか』(早川書房)を紹介します。本書は、脳の仕組みについての理解を深めるだけでなく、人類の未来にまで視野を広げた壮大な議論を展開しています。東京大学医学部卒で神経科学者の紺 […]

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『幻覚剤は役に立つのか』━━マイケル・ポーラン教授が探る意識と脳のフロンティア

マイケル・ポーランの著書『幻覚剤は役に立つのか』(亜紀書房)を紹介します。ポーランは作家・ジャーナリストとして知られるだけでなく、ハーヴァード大学とカリフォルニア大学バークレー校の教授でもあります。本書は、東京大学医学部 […]

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『脳の地図を書き換える』━━デイヴィッド・イーグルマンが描く、可塑性の最前線

今回は、スタンフォード大学の神経科学者であり、作家・科学コミュニケーターとしても知られるデイヴィッド・イーグルマンの最新著作『脳の地図を書き換える』(早川書房)をご紹介します。 イーグルマン氏は、脳の「可塑性」━━つまり […]

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『意識の脳科学』━━東京大学・渡辺正峰准教授が挑む「意識のアップロード」と不老不死の未来

教育を考える上で、人間の「意識」とは何かを見つめ直すことは極めて重要です。なぜなら、私たちが学ぶという行為そのものが、「意識」が成長し、変容していく過程に他ならないからです。しかし、そうして築き上げた意識が、死とともに消 […]

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