青少年教育
異文化との同居生活━━パリ大学都市でのシェアハウス体験
フランス・パリにある大学都市(シテ・ユニヴェルシテール)内には、「レジデンス」と呼ばれる研究者向けの一軒家があります。私はかつて、そこに約半年間滞在し、日本人やスペイン人、イギリス人、ロシア人など、多国籍の研究者たちと共 […]
若者の知的探求を育む本の世界━━青少年教育情報センターの取り組み
本との出会いが人生を変えることがあります。とりわけ、青少年期に出会った一冊の本が、その後の価値観や進路、生き方に大きな影響を与えることは少なくありません。国立青少年教育振興機構では、青少年の健全な育成と教育関係者の学びを […]
おうち英語で育つ力━━耳を鍛えるインプットの大切さ
2023年(令和5年)9月9日の朝日新聞に、「おうち英語」についての興味深い記事が掲載されていました。「おうち英語」とは、英会話教室や塾に通うのではなく、自宅で英語に親しむ学習法のことを指します。記事では、尾島庸介教授( […]
海外出張で何をすべきか━━フランス研修報道を受けて
2023年(令和5年)7月、ある政治家のフランス研修旅行が、「実態は観光旅行ではないか」と大きな批判を浴びました。週刊誌にはその日程表が掲載されており、私も目を通してみましたが、確かに観光的な要素が多く含まれている印象を […]
祖母の知恵とAI時代━━「何が本当か」を見極める力を育むために
2023年(令和5年)8月29日の朝日新聞に、国連大学学長チリツィ・マルワラ氏のインタビュー記事が掲載されていました。そこで語られていたエピソードが非常に印象的だったので、ご紹介したいと思います。 マルワラ氏は、南アフリ […]
AI時代にこそ必要な『体験活動』━━身体と五感が育てる生きる力と学ぶ力
いま、私たちはAI技術が急速に生活に浸透しつつある社会に生きています。教育の現場でも、ChatGPTをはじめとする生成AIが授業や学習支援に使われるようになり、子どもたちの学びの風景が大きく変わり始めています。しかし、こ […]
国際交流の目的と戦略━━なぜその国と交流するのか
国立青少年教育振興機構では、いくつかの国際交流プログラムを実施しています。こうしたプログラムの交流相手国には、それぞれ理由があります。たとえば、アジア諸国との友好関係を深めるという外交的・政策的な目的のもとで、文部科学省 […]
減り続ける予算━━国立青少年教育振興機構のこれからを考える
かつてはそれなりの規模があった独立行政法人 国立青少年教育振興機構の予算も、近年は年々縮小傾向にあります。とくに注目すべきは、機構の主要財源である国からの運営費交付金が大きく減少している点です。 事業報告書などによると、 […]
交流は「知ること」から始まる━━国際交流担当者に求められる基本知識
国際交流の現場では、「これくらいは常識だろう」と思っていることが、必ずしも共有されていないことがあります。たとえば、台湾、香港、マカオを「独立した国」だと思い込んで発言してしまう人がいるのには、驚かされました。 東京20 […]
世界の時間感覚に触れて━━東京オリンピック・ボランティア体験記
私は、2020年に開催された東京オリンピックで、大会ボランティア「フィールドキャスト」として活動しました。主な任務は、オセアニアの国や地域から来日された要人のアテンド。専用車両に同乗し、ホテルから競技会場や選手村までの送 […]